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ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて

初見。


グッジョブWOWOW!!



あらすじ

会社の上司と部下という関係にあるクリスティーヌとイザベラ。お互いの意思を尊重し合い、良い関係性を築いていたが、ひとたび小さな歯車が狂い始めたその時……!?


ラブ・クライム



これ、ずっと観たかったんだよ。レンタル店とか度々チェックしてたけど置いてなくてさ。半ば忘れかけていたその時に、今月のWOWOWでの放送を知ってさ。『ムースの隠遁』の件といい、ありがとう、WOWOW!!


これはあれだね。本当に題名の通り、ラブとクライムだわ。ジャンル分け迷ったんだけどなぁ。がっつりクライムだけど、その根底はラブだし。でもこの映画を“恋愛映画”にしてしまったら、捻くれ者丸出しだもんね。ここは素直に“サスペンス映画”にしとくかね。


以下ネタバレ↓














ざっとこの映画の内容を書くと、上司クリスティーヌは自分の出世のために、部下をコマの一つとしか思わないような冷徹な女で、部下のイザベラがめきめきと頭角を現してきた事に嫉妬し、ぶっ潰してやろうと嫌がらせをする。


一方イザベラは、自分の手柄をクリスティーヌに横取りされ、ネチネチと攻撃してくる事についにトサカに来て、クリスティーヌ完全抹殺計画を企てる。


女と女の争い、駆け引き、用意周到な殺害計画、などスリリングなサスペンスを楽しめる出来となっている…。


のだけど!!


真のテーマはこれらにはないと私は思う。そう、肝心の“ラブ”がないでしょ! この映画は、上記の楽しみ方も勿論あるのだが、二人の確執から殺害に至るまで一貫して存在する「イザベラのクリスティーヌに対する、崇拝的で狂おしいまでの愛情」なしには語れない。


仕事の手柄を横取りされて傷ついたのも、誠実さという形で愛を捧げてきたイザベラに対し、虫ケラ同然の態度を取り続けるクリスティーヌに失望したからであり、「信じていたのに裏切られ、愛情が憎悪へと変貌した」故にだろう。


可愛さ余って憎さ百倍っつー事だね。


まんまと無罪を勝ち取ったイザベラに、真相を知っている同僚の男が「クリスティーヌと君が違うところは、彼女は愛のために殺人はできなかったという事だ」と言ったように(それ、できない方がいいんじゃ…とツッコませてはもらったけど)、愛の国フランスらしく愛のための殺人だったと分かるラストだよね。


このように作品全体に漂うレズビアニズムの反面、イザベラの躊躇いがなさ過ぎる豪快な殺意のため、愛云々は影を潜めて、憎しみのみから来る殺人に見えてしまったのが残念だった。


ネットリ系が特出しているフランスならば、もっとねちっこく描いてほしかったのだが、これは私の勝手な解釈なので「ラブじゃなくて、クライムを押し出したかったんだよ」と言われれば、黙りこくるしかワイにはできない。


そこでタイミング良く登場するのが、ねちっこい・デ・パルマ監督


もともと私が観たいと切望していたのは、この映画のハリウッドリメイク版である『パッション』の方で、ブライアン・デ・パルマが監督をしているのだけど…。


パッション



何、この期待感!!!


未見なので何とも言えないけど、パッケージ画像から漂うねちっこさがハンパないんだけど! ねちっこさを求める作品に、ちょうどねちっこい監督が、お望みどおりのねちっこい作品(推測)を撮るなんて、寸分の狂いなく条件が揃ってるやんけ!


きっと本家おフランスのねちっこさを軽く上回ってくれる、と私は確信している。


だから頼むからレンタル店に置いてくれや!!(涙)


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映画への愛は半端じゃないですが、適当な性格なので、愛がうまく伝わっているか自信がありません。というか、何の話をしてるんでしょうかね、私。

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