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恐怖ノ黒電話

初見。


この映画の感想を書いていた深夜0時過ぎ、突然鳴り響いた我が家の固定電話。一瞬チビったけど、うちの電話音「ぴろりろりろりんっ♪」だから、なんか安心した(着信は姉からだった)。



あらすじ

あるアパートに越してきたメアリー。そこには備え付けられた黒電話が。ジリリリン、ジリリリン。中年女性からの一本の電話。「ボビーはいるかしら?」「おらんよ。んじゃっ」。それは、ただの間違い電話で終わるはずだった。だが電話は鳴り続ける。いつまでも執拗に…。ジリリリン、ジリリリン、ジッタリンジン……。


恐怖ノ黒電話




少し前、邦画ホラーで身も心も震えたくて『貞子3D』をチョイスしたのにシャレにならんぐらいマジKUSO過ぎて、私の欲求は1ミリも満たされるどころか、逆に膨れ上がるという過ちを犯してしまった。


ジャパニーズホラーの底意地を見せてくれよぉー
頼むからぁー



と、半ば半泣き状態で選んだ、この『恐怖ノ黒電話』。だけどこれ、日本映画じゃなかったのね。イギリス映画だったよ。間違えちゃったよ。


WOWOWで放送されたこの映画、感覚でバシバシ適当に録画をする私なので、後々再生する時には内容も何も知らない事が多い。なので、題名の雰囲気で邦画だと思い込んだら、このザマよ。


ちょっとテンション下がりつつも、観始めたんだから途中でやめる訳にもいかん。だが内容的にも、どうせ「変な電話がかかってきて、ギャーギャーなるぐらいだろうなー」と、何の期待も込めずに観ていたら……。


久々に面白い映画に出会っちゃったよ!!!



以下ネタバレありよー↓



















メアリーにかかってくる電話は、30年前くらいの過去からの電話だったのね。ほぉ! てっきりストーカーとか幽霊からの電話だと思っていた私にとって、それだけでちょっとテンションが上がる。


過去からの電話が繋がるなんて、こりゃもはや『恐怖ノ黒電話』ではなく『夢ニ満チタ黒電話』じゃないのかえ? と思った。未来に起こる事を教えてあげたり、楽しいお喋りが出来るじゃーん、とね。


だけどそれは相手にもよるんだな、という事が分かる。


相手はローズという孤独な中年女性で、執拗にメアリーに電話をかけてくる。だんだん嫌気が刺してきたメアリーが、彼女との電話をやめた事をキッカケに、恐怖の対象へと変貌を遂げる。


この映画の怖いところは、相手は過去の人物だから、未来を変えようと思えば簡単にできるってところ。そこが、姿の見える殺人鬼などに比べてタチが悪い。


実存の殺人鬼相手ならば、警察に駆け込むなり、スキを狙って応戦するなりすれば、生き残れる可能性はまだある。だが、相手が過去の人物ならば、絶望的に為す術がない。このメアリーみたいに、ローズの機嫌を伺いつつ、「お願いだから殺さないで」と懇願するしかないよね。


この“自分の未来を他人に握られている”という、どうしようもなさがとても良い。


また、ローズにより少しずつ変わる未来だが、変わる前の未来をメアリーだけが見れる、という設定もナイス。絶対的な恐怖ローズに怯える反面、新たに出会った恋人と力を合わせて、何かしらの反撃に出るのかな? と思った途端に、恋人はこの世から一切の存在を消される。何事もなかったかのように、いともあっさりと。ゾッとした。


どうあがいても、絶望。


これどうやって決着がつくんだろう、とドキドキしながら観てたけど、なるほどなるほど。こういう終わり方もなかなか恐ろしい。


過去の自分にローズを殺させたメアリーだったが、私は「いくら過去の自分とは言え、子供に人殺しをさせるなんて。でも、あの状況だと殺らなきゃ殺られてた訳だしな。うーむ…」と一人でモヤモヤしていたら、ドメスティックバイオレンスストーカー元夫のご登場(こいつ、本気でしつこい)


今までのメアリーだったら、元夫に対して恐怖心しかなく、常に怯えた態度を見せていたが、ローズとの対戦でついた過去の傷跡を見るなり、ふっと目の色が変わる。


やはり人を殺すという体験は、子供の心にはあまりにも重過ぎた。傷跡は手だけでなく、心にも深く刻み込まれていたのだと思われる。いくら咄嗟の判断だったとしても、殺人という行為を強要するべきではなかった。その代償が、現在の自分に跳ね返ってきたんだなー、という結末。なかなか感慨深い。


しかしさー。何も悪い事してないのに、突然変な事に巻き込まれた挙句、元夫はストーカーだし、恋人まで消され、危うく自分までも殺されかけ、殺人まで犯してしまうメアリー…。


彼女が何をしたの!? ねぇ、一体何をした!?(ぶわぁっ)


彼女の幸せを願いつつ、なかなかハラハラドキドキできた映画だったよ、という感想で締めまーす。


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コメント
9:No title by シャロン on 2013/06/03 at 21:28:57 (コメント編集)

この映画、私も☆4っつだったかな、面白かったですよね^^

どんな展開になるのか中盤からかなり引き込まれました。
邦題聞くと、日本映画と勘違いするの分ります。

10:管理人のみ閲覧できます by on 2013/06/03 at 21:32:00

このコメントは管理人のみ閲覧できます

11:こんばんは!! by ベネディクト on 2013/06/03 at 23:43:51

>シャロンさん

ですよね! 面白かったですよね、この映画!

本当にどう決着をつけるのか自分の想像の範囲内では思い浮かばなかったので、
思わず「なるほど~」と呟いてしまいました(笑)

題名だけを見たらすご~く紛らわしいですよね…。

12:管理人のみ閲覧できます by on 2013/06/04 at 00:02:56

このコメントは管理人のみ閲覧できます

80:面白そうですが by クロツ大尉 on 2013/07/03 at 14:52:36

面白そうですが近所のツタヤにはありませんでした(汗) 意外とイギリス人って心霊現象って好きですよね、シャーロック・ホームズの作者のコナン・ドイルも心霊というか「スピリチュアル」にハマって作家を引退→お金が無くなり復活とアホな事してますからね

82:コメントありがとうございます♪ by ベネディクト on 2013/07/03 at 19:06:21

>クロツ大尉さん

こんばんは!!

あらら、なかったんですか…(汗)
コナン・ドイルと言えば、妖精事件を思い出しますね~。
個人的には、こういう逸話が大好きなので、
彼がいなければ大事にならなかったであろうこの件に関して、
ドイルさんに感謝したい気持ちでいっぱいです(笑)

89:スピリチュアル(苦笑) by クロツ大尉 on 2013/07/07 at 22:26:52

ぶっちゃけ「スピリチュアル」って19世紀末に流行した『霊感商法の総称』なんですけどね(笑) だから某E原さんは自分で「霊感商法」って言ってるのと同じなんですけどね… しかし、あらすじを読む限りはタイムパラドックスとかどうやって整合性を持たせてるのか興味津々ですね…

94:コメントありがとうございます♪ by ベネディクト on 2013/07/08 at 18:29:41

>クロツ大尉さん

あぁ、そういう意味だったんですね~。
江○さんにこの事実を教えてあげた方がいいんですかね(笑)

そうなんですよね、ツッコミどころはやはりあるんですけど、
似たような映画がある中での、キラリと光る細部の設定や緊迫感のおかげで、
「まぁ、別にいっか」と思わせてくれるので、それでいいんだと思います(笑)

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映画への愛は半端じゃないですが、適当な性格なので、愛がうまく伝わっているか自信がありません。というか、何の話をしてるんでしょうかね、私。

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